家族が幸せに暮らす事が出来る住まいの啓蒙活動(奥様ほほえみ講座・ホーミー教室・つみきの無料貸し出しなど)をしています。

しあわせを生む住まいの成り立ち

建築家として20年程過ぎた1966年に、米国エール大学教授で世界的な環境心理学者ハンチントン博士の世界紀行論文に出会い「住宅は人間にとって最も重要な生活環境」であり、その環境作用が住む人の運命をつくる諸因となることを知りました。

 冷静に考えて見れば住宅は人間にとって最も身近かで長期間肌に触れる大切な環境で
あることは、どなた様でも理解できるのですが、社寺仏閣や数奇屋づくりを学び住宅づくりに挑戦した建築家にとっては、造形学を絶対とする建築物の創造への執念だけで、住宅の主的役割が環境であるとは思いませんでした。

 住宅が生活環境であることは脳裏には常にあっても、その果すべく環境作用の良否についての追究心は少なかったことは事実です。

 ましてや、住宅の環境が住む人の運命を左右する影響力や感化力のあることは考えた事もありませんでした。

 ハンチントンの論文は、建築家の私の良心を強く刺激しました。そして、過去20年間の間違った私の「住宅観」で提案し提供してきた住宅が「正しい住宅」ではなかったことを反省し、依頼者に対する無知なるがためにもたらした罪の深さに心からお詫び申したいのであります。

 生業(生涯の仕事)を通しての過ちを繰り返すまいと決意し、1966年からハンチントン博士の足跡をたどり、世界各地の住宅と民族の相関関係を調査し、「住まいと環境」の因果関係を科学的、論理的、経験的の三大実証法によって正しい「住宅観」を確立し「幸福を生む住まい」の書籍によって1975年に世に問いました。

この書籍がきっかけとなって、共通の住宅観をもつ建築家達が百余名、日本の各地から集まって研究グループが1981年にホーミースタディグループ(HSG)-幸福な家庭の研究グループーが全国的組織として設立されました。

その後、住宅環境研究グループ(ホーミースタディーグループ)の活動が認められ、1999年には社会文化功労賞を頂きました。また、米国公益法人国際学士院より環境工学博士の称号を授けられました。2001年には内閣総理大臣の認証を受けて、『NPO法人 幸せな家庭環境をつくる会』を発足し現在に至ります。

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